緻密な理論と豊かな感性が紡ぐ 自由で伸びやかなロシアン・ピアニズムの真髄

©KOBAYASHI PHOTO STUDIO/ESC
アルチョム・アガジャーノフ/Artem Agazhanov 【ピアニスト ・ 作曲家】
1958年、モスクワ生まれ。
モスクワ音楽院で作曲をバラサニアン、ピアノをゴルノスターエワ、同大学院では作曲をシデリニコフに師事。卒業後はモスクワ音楽院付属中央音楽学校で作曲・音楽理論を指導。オーケストラ、カンタータ、バレエ、合唱曲、声楽曲、室内楽、ピアノ、映画音楽など多岐にわたる作品を発表。代表作は、小林一茶などの俳句に着想を得た「六つの日本の俳句」(声楽曲)、ショパンの前奏曲ハ短調の主題による変奏曲(ピアノ独奏曲)、バレエ音楽「恐ろしい復讐」、カンタータ「グロリア」等がある。作曲家としてばかりでなく、あらゆる楽理に精通した学級肌のピアノニストとしての評価も絶大。精緻な分析力に裏打ちされた率的かつ閃きに満ちたパフォーマンスは他の追随を許さぬ輝きを放っている。2006年には、バッハの平均律作品に取り組んだCD作品「The Unknown J.S.Bach - 知られざるバッハ(National Record Club Russia ).」をリリース。自身の連想から各作品に新たな題名を付し演奏するという独自の解釈を試み、自由で新しいバッハの世界を構築した。自作自演の室内楽作品のCD等も多数リリース。これまでの共演指揮者は、V.コジュハリ、V.ポニキン、Y.トカチェンコ、共演オーケストラは、ウクライナ国立管弦楽団、モスクワフィルハーモニー管弦楽団、ロシアフィルハーモニー管弦楽団など。

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【ソロ】
作曲家 作品 演奏時間 準備に最低必要な時間
Bach平均律Prelude and Fuge F-dur (II) BWV 8808 min.0,5 month
Bach平均律Prelude and Fuge D-dur (II) BWV 87412 min.0,5 month
Bach平均律Prelude and Fuge Cis-dur (II) BWV 8725 min.0,5 month
Bach平均律Prelude and Fuge b-moll (II) BWV 89110 min.0,5 month
Bach平均律Prelude and Fuge es-moll (I) BWV 85312 min.0,5 month
Bach平均律Prelude and Fuge B-dur (II) BWV 89019 min.0,5 month
    
BeethovenSonata № 29 B-dur 50 min.2 months
BeethovenSonata № 30 E-dur25 min.2 months
BeethovenSonata № 31 As-dur20 min.2 months
BeethovenSonata № 32 c-moll40 min.1 month
    
Brahms3 intermezzi ор. 118 Es-dur, b-moll, cis-moll15 min.1 month
BrahmsWaltzes20 min.1 month
    
MedtnerSonata-reminiscenza a-moll ор. 38 №117 min.0,5 month
    
RakhmaninovEtude-picture ор. 33 №6 Es-dur3 min.0,5 month
RakhmaninovEtude-picture ор. 33 №3 c-moll7 min.0,5 month
RakhmaninovEtude-picture ор. 33 №4 h-moll2 min.0,5 month
RakhmaninovEtude-picture ор. 33 №5 es-moll5 min.0,5 month
RakhmaninovEtude-picture ор. 39 №7 c-moll9 min.0,5 month
RakhmaninovEtude-picture ор. 33 №8 cis-moll3 min.0,5 month
    
Ravel"La valse". Choreographic poem15 min.0,5 month
    
SkriabinSonata №2 16 min.1 month
SkriabinSonata №5 14 min.0,5 month
    
ChopinBallade №4 f-moll15 min. 1 month
    
SchubertFantasy "Wanderfantasie"25 min.1 month
    
Schumann3 fantasies ор. 11115 min. 1 month
    
注:レパートリーは必要に応じて追加可能。可能な作曲家としてはムソルグスキー、チャイコフスキー、プロコフィエフ、ショスタ
コーヴィチ、ハイドン、ドビュッシー、リスト、モーツァルト、ヒンデミット。また、リストに含まれる作曲家の、他の作品も可能。
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【協奏曲】
作曲家 作品 準備期間
BachBrandenburg concerto №5 D-dur1 month
BeethovenConcerto №53 months
RakhmaninovConcerto №33 months
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【コンサート・プログラム案 】
プログラム名 作曲家、作品 演奏時間 準備期間 プログラムについて
(無題) アガジャーノフ 3時から6時

アガジャーノフ 「幻影」(Vn, Pf)[またはロマンスとチェロソナタの終楽章]

アガジャーノフ M.レールモントフの詩による声楽的交響詩「詩人の旅」より4つの断片(オーディオ録音)

ラヴェル ラ・ヴァルス-舞踊詩

劇場作品「キオッジャの喧嘩」(原作:ゴルドーニ)より終幕(モスクワ、サチリコン劇場、演出:ライキン、音楽:アガジャーノフ)
-------------------------------
芸術映画「6月の別れ」より断片(スタジオ:カノン、監督:ロムキン、音楽:アガジャーノフ)

アガジャーノフ バレエ「恐ろしき復讐」より2つの小品
1.婚礼
2.子守唄

メトネル 回想のソナタ ор.38 №1

バッハ ブランデンブルク協奏曲№5

D-dur
 
2部構成、
55+ 50min.
1month プログラムの内容:
最も多様性に富み、理解が易しいプログラム。作曲者として、また演奏者としての多ジャンルにわたる上演である。映画、劇場音楽、交響楽の短いヴィデオ上映とオーディオ上演を含む。
室内オーケストラをなしにする、もしくは室内楽をなしにする等の小規模な変更も可能。
くつろいだ雰囲気の場合はさらに曲目追加も可能。たとえばカラオケによる作曲家による歌唱、ジャズの小品など。


かなり理解しやすい。内容は明るい。

プログラムに解説あり
 
バッハ「平均律」より6つの前奏曲とフーガ(「知られざるバッハ」) 「平均律」前奏曲とフーガ
F-dur (II) BWV 880
D-dur (II) BWV 874
Cis-dur(II) BWV 872
b-moll (II) BWV 891
es-moll(I) BWV 853
B-dur (II) BWV 890
 
1部構成
67 min.
1month プログラムの内容:
バッハの音楽はこの上ないものであると全ての人が理解している。にもかかわらず、私の考えでは、完全な形で彼の深い思想が現れるようにするために、ルーティンや型どおりの表現から創造的な意味で彼の音楽を守ってやらなければならないと思う。(そのことを実現したいと思って努力している)

真面目な内容、あまり聞きなれない解釈も含まれている

CDあり。プログラムの詳しい解説あり
 
ロシア音楽:第3世代 ラフマニノフ 6つの絵画的練習曲
ор. 33 Es-dur
ор. 33 c-moll
ор. 33 es-moll
ор. 33 h-moll
ор. 39 c-moll
ор. 33 cis-moll

(-------------------)

メトネル 回想のソナタa-moll ор. 38 №1

スクリャービン Соната №5
 
1部もしくは2部構成
70 min.
2ヶ月 プログラムの内容:
前の世代によって基礎を築かれた特徴がまさに第3世代において表現され、完全な成熟と名人芸を披露している。ロシアではこのように3人の友人であり生涯のライヴァルであった作曲家(ほぼ同世代)の音楽は理解されている。つまり豊穣な19世紀のロシア音楽を代表するグリンカ、チャイコフスキーの後継者としてのラフマニノフ、メトネル、スクリャービンである。しかし同時にこの世代においてデカダンス、終焉の気配も漂い始めるのである。そのことはここで演奏される音楽の中に聞き取れるであろう。

かなり理解しやすい、多様性に富むプログラム。

プログラムの解説あり
 
(無題) アガジャーノフ ショパンのテーマによる変奏曲

ベートーヴェン Sonata № 32 ор. 111
 
2部構成
35+45 min.
2ヶ月 プログラムの内容:
ここで私はあらゆる作曲家にとって絶望せざるを得ない状況を自らに課した。つまり最も偉大なベートーヴェンの作品111と曲を並べることは、どの曲にとっても破滅的である。にもかかわらず私はこれに挑む。というのは2作品のレヴェルは等しくなくとも作品の長さと構想においては2つの曲は大規模で、(偶然気づいたことだが)共通項を持っているので、並べてみるのも一興かと思うのだ。2曲ともハ短調からハ長調に至り、長調の中に消えていくし、どちらも変奏曲形式で書かれているのだ

真面目な内容
 
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【アガジャーノフ自身の作品(抜粋) 】
作品 編成 演奏時間 難易度
(アガジャーノフの
評価による)
解説
ピアノ曲
「3時から6時」
1. 夜は幻影に満ちている。昼の光の下では単純で明らかであったものが全て、夜にはおぼろげに秘密めいてあてのないものになる。

2. 夜明けと朝の歌
 
ピアノ 15 min. --- 2つの対照的な(夜と昼のように)小品。1曲目はセリー音楽的で無調的で音による描写的な要素を持っている。2曲目はジャズ的なスタイルに方向性で書かれている。

聞いた感じ:
1曲目は専門家向け、
2曲目は一般向け
 
バレエ「怖ろしき復讐」より2つの小品
 1. 婚礼
 2. 子守唄
 
ピアノ 8 min. --- 明快な旋律とリズムを持つ(これはバレエ音楽である)2つの対照的な小品。1曲目は名人芸的で元気で聞き栄えのする作品。2曲目は悲しみを持った抒情的な曲。

聞いた感じ:
繊細な感じを持っているが一般向け
 
ショパンの主題による変奏曲
 
ピアノ 35 min. --- ハ短調の有名な前奏曲(葬送行進曲)による変奏曲。10の対照的な変奏が短調の主題から長調へと導く。

聞いた感じ:
いくつかの変奏は完全に旋律的ではあるが、変奏のありさまを理解するために、またかなりの長さがあるために、聴衆は緊張を強いられる。
 
「哀惜のとき1999」
 
ピアノ 14 min. --- 静かでかなり長い曲。派手な要素をあえて取り除き、絶望から来るべき奇跡の期待感への曲調の緩やかな移り変わりを表現している。基本的に「ゆらめき」という言葉で表現している私の後期の作曲スタイルが反映されている。

聞いた感じ:
あまり聞きなれない表現や曲のかなりの長さのために聴衆は緊張を強いられる。
 
室内楽
6つの俳句
(小林一茶, 江左尚白)
1. 「悲しい世界」
2. 「幾日?」
3. 「かえるの戦い」
4. 「星々」
5. 「そうやって前もって知った」
6. 「我々の命」(小さな息子の死に対して)
 
ソプラノ(高音)、ピアノ 17 min. ソプラノ: 中程度/かなり難 日本の詩歌と同様、構想的には繊細な音楽的イメージを表現。曲ごとに対照をなす。

聞いた感じ:
難易度は中くらい(専門家向けと一般向けの間くらい)
 
チェロとピアノのためのソナタ(2人のソリストのためのソナタ)
1. 序奏とパッサカリア
2. スケルツォ
3. ロマンス
4. フィナーレ
 
チェロ、ピアノ 17 min. チェロ: 中程度/かなり難 曲名から分かるとおり、2つの楽器は大部分ソロで現れる。一緒になるのは山場の部分だけである。4つの楽章はほぼ対照的である。すなわち、深遠で抽象的な序奏とパッサカリア、ジャズのようなスケルツォ、ロマンティックなロマンス、そしてひめやかなところから前進的な様子に変わるフィナーレである。

聞いた感じ:
難易度は中くらい(専門家向けと一般向けの間くらい)
 
弦楽四重奏曲
1. プロローグ
2. ソナタ
3. インテルメッツォ
4. フーガ
5. エピローグ
 
ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ 35 min. 弦楽四重奏: 中程度/かなり難 構想、形式、音楽的言語に関して複雑な作品

聞いた感じ:
かなり難しい、専門家向け
 
「幻影」
ロマンティックな小品
 
ヴァイオリン、ピアノ 7 min. ヴァイオリン: 中程度/かなり難 表情豊かなロマンティックなイメージが突然現れ、突然消える。

聞いた感じ:
かなり易しい、一般向け
 
映画音楽、劇場音楽
映画、芝居の一部をヴィデオ上映
 
2-5 min. (数分) --- 2~5分くらいの、いろいろなジャンルおよび内容の映画および芝居からの抜粋

聞いた感じ:
易しい、一般向け
 
オーケストラ
「Pax in terra」.
交響詩
 
オーケストラ 20 min. オーケストラ: 中程度 両端はゆっくりで音調のよい音楽、真ん中の部分は緊張感のある歪められた音楽である。人生でよくあるように平和な暮らしから破壊的な戦争へ至り、その苦しい体験の後はまた平和な暮らしが戻るという一連のものを描いている。

聞いた感じ:
難易度は中くらい(専門家向けと一般向けの間くらい、どちらかというと一般向けに近い)
 
「昂揚」
序曲
 
オーケストラ、金管バンド 8 min. オーケストラ: 中程度/かなり難 華やかな祝祭的な曲。ややポップスもしくはジャズ的な要素を持っている。舞台上、舞台裏、バルコニーでの金管バンドの響きの形で空間的な効果を持っている。

聞いた感じ:
易しい、一般向け
 
バレエ組曲「復讐の伝説」
 
オーケストラ 20 min. オーケストラ: 中程度/かなり難 かなり分かりやすい対照的な音楽の曲集。舞曲的傾向

聞いた感じ:
易しい、一般向け
 
声楽、合唱、オーケストラ
「素晴らしいこと、情けないこと、愉快なこと、哀しいことについて」(7つの日本の俳句)
 
ソプラノ(高音)オーケストラ(フルオケもしくは室内オケ) 19 min. ソプラノ: 中程度/かなり難
オーケストラ: 中程度
感情のいろいろを繊細な音色のパレットで表現している。それぞれの曲は多様な表情を持っている。

聞いた感じ:
難易度は中くらい(専門家向けと一般向けの間くらい)
 
グロリア 喜びの歌
 
ソプラノ、アルト、テノール、バリトン、合唱(ソプラノ、アルト、テノール、バス)、オーケストラ 15 min. ソリスト、合唱、オーケストラ: 中程度 エネルギッシュで明るい音楽。自由な三重フーガとして書かれている。
エネルギッシュな、喜ばしい、美しい、抽象的な感情を表現している。


聞いた感じ:
易しい、一般向け
 
「詩人の旅」
(2 部構成、10曲)
レールモントフの詩による声楽的交響詩
 
テノール、合唱(ソプラノ、アルト、テノール、バス)、オーケストラ 40 min. ソリスト、合唱、オーケストラ: 中程度 中期の大切なステップとなった作品である。もしかしたら私が書き上げることが出来た曲の中で最も美しいものかもしれない。内容:困難を経て神々しい美を理解するに至る詩人の遍歴

聞いた感じ:
かなり易しい、一般向け
 
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